ファクタリングとは?仕組み・メリット・デメリットを経理がやさしく解説

ファクタリングとは?仕組みやメリット・デメリットを解説 ファクタリング

資金繰りが厳しいとき、こんなお悩みはありませんか?

  • 売上はあるのに手元にお金がない
  • 入金までの期間が長い
  • 支払いが先に来てしまう

そんなときに検討されるのが「ファクタリング」です。

この記事では、経理歴10年の私が

ファクタリングの仕組みやメリット・デメリットをやさしく解説します。

経理のでん子
経理のでん子

製造業の町工場で事務全般を担当しています。
帳簿の管理・資金繰りの作成・金融機関とのやりとりもしています。

ファクタリングとは?

ファクタリングとは、

売掛金(請求書)を業者に売却して、早く現金化する仕組みです。

通常は

  • 商品・サービス提供
  • 請求書発行
  • 入金(30日〜60日後)

ですが、

ファクタリングを使うと

・ 請求書をファクタリング会社が買い取ってくれる

・すぐ現金が手に入る

という流れになります。

ファクタリングの仕組み

ファクタリングには2つの種類があります。

① 2社間ファクタリング

  • 利用者と業者の2社で契約
  • 取引先に知られない
  • 手数料はやや高め

→ スピード重視の方向け

② 3社間ファクタリング

  • 利用者・業者・取引先の3社
  • 手数料が安い
  • 取引先の承諾が必要

→コスト重視の方向け

ファクタリングのメリット

ファクタリングには以下のメリットがあります。

●すぐに現金化できる

最短即日で資金化できるケースもあります。

ファクタリング会社のサイトから見積依頼をします。

そこから資料等のやり取りを経て約1週間以内に入金されます。

必要なものは売掛債権の請求書・発注書・納品書。

初回の場合、資金繰り表や二期分の決算書等を提出する場合もあります。

メール・電話のみで契約・入金まで完結できる会社が多いです。

● 借入にならない

銀行融資とは違い、負債として扱われません。

銀行融資の場合、短期・長期借入金=負債になりますが、

ファクタリング入金の場合、未収入金で計上します。

手数料は売上債権売却損もしくは支払手数料で計上します。

取引先から入金があれば売掛金と未収入金+売上債権売却損で仕訳します。

負債が増えることがないのがメリットです。

●赤字でも利用できる

審査は「売掛先の信用」が重視されます。

売掛先が大手・資本金が多いと審査が通りやすく手数料も低い場合が多いです。

数字上が赤字でもリスケ中でも取引が可能です。

ただ、返済能力がある会社かは確認されます。

社会保険や税金等の滞納はないか確認されます。

売掛先の過去の入金履歴や、商品がちゃんと納品・検収が完了しているか。

ファクタリング会社からの問い合わせには、

きちんと説明できるかで信頼度がアップします。

ファクタリングのデメリット

一方で注意点もあります。

●手数料が高い

3〜20%程度かかる場合があります。

金融機関がやっているファクタリング会社の場合、

手数料は5%前後と安いですが審査が厳しいです。

ノンバンクがやっているファクタリング会社の場合、

手数料は10~15%かかりますが、審査が通りやすいです。

利用する場合、複数の会社へ見積依頼する事をおすすめします。

●債権譲渡登記のリスク

ファクタリング会社や買取金額が高額な場合、

売掛債権譲渡登記を求められる場合があります。

「この債権はファクタリング会社に権利があります」と登記されます。

弁済(返済)しても×で消されるので、履歴が残ってしまいます。

金融機関は債権譲渡登記することを嫌がります。

今後の融資に影響する可能性があるので、

金融機関の担当者に相談することをおススメします。

またファクタリングを利用する際は、契約内容は必ず確認しましょう。

どんな人におすすめ?

ファクタリングはこんな方に向いています。

  • 資金繰りが厳しい
  • 入金までの期間が長い
  • 銀行融資が難しい

まとめ

ファクタリングは

売掛金を早く現金化できる便利な資金調達方法です。

ただし、手数料などのデメリットもあるため

しっかり比較して利用することが大切です。

経理としては「資金繰りが回ること」が最優先です。

無理せず使える手段として、ファクタリングも選択肢の一つですよ。

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